p141のここもすき。
「銭湯のように長く長く2人で湯につかっていた。ついこの間まで全然知らなかった人と、ついこの間まで食べたことのなかったパンケーキの味のことを語り合いながら、裸で風呂に入っている…そういうこと以外に希望と呼べるものはない。
そして幸いなことにそれは死の直前まで創り続けられるものだ。つらいことの多い人生の恩寵。1日は様々な顔を持っている。その中を泳ぎ抜けて、不思議なパッチワークをつくる。」
そうね。人って、そもそも生まれてきた瞬間から1人で。孤独で辛いものだけど、神様が時たまご褒美をくれる。それが「友人」や「出会い」や「旅」の「奇跡」。