aca自助グループ

自分の口から自分で発した言葉を自分の耳で聴くと

何かとても人ごとのようにきこえて

なんだ、わたし、めちゃくちゃかわいそうじゃん、と思えた。

よく、笑えてんな、毎日、と思った。

私の口から発されてる私のストーリーは、

え、誰の人生の話?と思った。

笑うしか、ないんだろうね。何とか笑って乗り越えてきたんだろうね。それがいけなかったというか。

とても、普通じゃなかった。普通に過ごせていられるわけなかった。ずっと普通になりたいと思ってたけど、やっと、自分が普通じゃないことを認識した気がする。自分の口で、人前で話した、自分の人生は普通じゃなかった。

12のステップを口に出して読んだ時、ネットで目で読んだ時と、全然違うように感じた。口に出して、誰かと一緒に、いや、同じように生い立ちについて悩んで回復を願っている人と一緒に読むことは、1人で家で読むことと全く違った。不思議な「体験」だった。

ああやって自分の生い立ちを人に話すことを分かち合いと呼ぶらしい。私のアノニマスネームは「ケン」にした。女の名前はなんとなくどれも嫌だった。私は基本的に女が嫌いだ。

たぶんあそこにいた人たちは、詳しくは知らないけど、「普通じゃない」「何かと戦ってる」人たちだった。普通に幸せな人といると、辛くなる私にとっては、なんとなく、、、いや、何とも言えない、居心地がいいわけではない、けど、また行こうと思った。